デトックス効果やダイエット効果、またストレス発散などにも効果のある岩盤浴、健康にも美容にもよいと評判です。最近は、あちらこちらに仕事帰りに立ち寄れる岩盤浴専門のサロンや、岩盤浴つきの日帰り温泉施設などが豊富にできたため、気軽にリーズナブルに楽しめるようになりました。そこで、もっとも効果のある入り方をご紹介します。同じ岩盤浴でも、入り方を工夫するだけで、よい効果がたくさん得られます。ぜひ、試してみてください。

岩盤浴に入るための準備

岩盤浴に入ると、たくさん汗をかきますので、事前に多くの水を飲むのがよいとされています。これは、脱水症状を起こさないためです。しかし、あまりにも冷たい水を飲むのは体によくありません。そのあと、熱い岩盤浴に入るので、心臓に負担がかかってしまうからです。常温、もしくは少し温めたものを飲むようにしましょう。

汗をかくと、体に必要なミネラル分まで一緒に出てしまうので、ミネラルウォーターかスポーツ飲料がおすすめ。500ml程度の量を、一気に飲まずに5分ほどかけてゆっくり飲みましょう。

また、直前に熱いシャワーを浴びたり湯船につかったりしておくと汗腺が開き、より多くの汗をかくことができます。さらに軽くストレッチをして体をリラックスさせておくと、高いデトックス・リラックス効果が発揮できるでしょう。

1回目

まずはうつぶせで5分~10分、次に仰向けで15分~20分入ります。このとき、腕立て伏せなどせず、横たわるのが原則。呼吸は、吸うのも吐くのもゆったりと行いましょう。脳波がα波になり、副交感神経が働きます。とにかく、リラックスするのがコツ。そのほうが、デトックス効果が上がるようです。

また、時間が経ったら、外で休憩を取り、水分を補給します。2回目に入る前に、最低でも5~10分の休憩をするようにしましょう。

2回目以降

1回目と同様の方法で入ります。これを3回繰り返しで終了、3回目が終ったあとも、必ず水分を補給してください。全体で60分~90分ほどが目安となります。長く入りすぎるのは逆効果。体によくない活性酸素が活発に働いてしまいますし、脱水症状を起こして熱中症や脳梗塞、心臓疾患などを引き起こす危険性があります。適度な間隔を保ちながら、決められた時間、入るようにしましょう。

岩盤浴後は?

岩盤浴でかく汗は、1回目は、有害金属の混ざったベタベタなものなので、タオルで拭いてしまいましょう。しかし、2回目、3回目の汗は、この有害物質が少なくなり良質な皮脂分が多くなります。皮脂腺から出た新鮮な皮脂は「天然の保湿剤」「天然の良質なクリーム」ともいわれており、洗い流さない方がよいとされています。

つまり、後にかいた汗ほど、サラサラとしていて美容効果がありますので、最後にかく汗は、できるだけ自然乾燥が理想的。気になる場合は、タオルでぬぐうとよいでしょう。やはり汗を流したい、という人は、シャワーを浴びても差支えありません。